本展は、昨年の表参道ヒルズで開催をした大規模個展「舘鼻則孝 リ・シンク展」に続き「日本文化をリシンクする」をテーマとし、中でも「香りの日本文化」にフォーカスしている。舘鼻作品を通して日本文化の過去と未来を往来する。代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした香炉などの新作も多数展示される。
また、会場内の和室では、京都の香老舗 松栄堂の協力を得て「聞香体験」を実施。香りを聞くと表現する聞香では、香木を鑑賞をする楽しみを共有する。そのほか、遊女の煙管から着想を得た舘鼻則孝の作品「THEORY OF THE ELEMENTS」の最新作を初公開する。
1927年に建てられた本展会場の旧山口萬吉邸(kudan house)は、木子七郎氏によるスパニッシュ様式の意匠デザインが特徴で、東京都の有形文化財にも指定されている。
本展は、舘鼻の日本文化を現代へ翻訳する思考・プロセスに共鳴した、JT(日本たばこ産業株式会社)が協賛している。
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