株式会社INPEXは日本の年間エネルギー消費量の約1割に相当する石油・天然ガスを世界各国で日々生産している企業だ。
INPEXが次なる成長戦略として掲げているのが温室効果ガス排出削減に寄与するネットゼロ5分野と呼ばれる事業分野だ。「ネットゼロ」とは、温室効果ガスの排出量と吸収・削減除去量を差し引いた差をゼロ以下にするという考え方。INPEXは2050年までの自社排出ネットゼロを目指し、ネットゼロ5分野と石油・天然ガス事業を両輪で推進していくそうだ。
ネットゼロ5分野の事業では、それぞれの分野において確固たる地位を確立することをまずは目指している。現在、新しいクリーンエネルギーである「水素・アンモニア」の生産・供給や、CO2を大気中に放出せずに地中に圧入する「CCS」さらにCO2を有効利用する「CCUS」技術の活用を進めている。他にも、再生可能エネルギー事業、カーボンリサイクル事業、森林保全などにも取り組み、次世代への成長基盤を固めていく方針だ。
さらに、当面の間は需要が見込まれる石油・天然ガス生産を、安定的かつ徹底的なクリーン化をしながら供給することも大きな目標として掲げている。豪州、アブダビ(アラブ首長国連邦)などコアエリアに資金とリソースを集中させ、収益基盤として強化・拡充していく予定だ。
ネットゼロを理想から現実のものに変えていくことに本気で取り組む、今後のINPEXの成長にご注目いただきたい。
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