シャープでは、世界的に著名な研究機関である米国コロンビア大学医学部の森宗昌准教授による検証の結果、プラズマクラスター技術が、喘息症状緩和に役立つ可能性を世界で初めて※①確認した。
ヒトの呼吸器の鼻腔から肺に至る気道の表面には、気道上皮細胞※②があり、粘液を分泌し異物を上部へと排出する生体に重要な機能を持っている。
今回の試験では、プラズマクラスターイオンの気道への影響を調べるため、ヒト組織幹細胞を培養し、プラズマクラスターイオンを最大24時間照射したところ、細胞死の増加や細胞の損傷などは認められなかった。
また、喘息患者の気道において、呼吸の妨げになる高粘度の粘液を減らす一方、呼吸改善に寄与する低粘度の粘液の増加が見られた。
これらのことから、プラズマクラスターイオンは、気道の粘液による呼吸障害で苦しむ喘息患者の症状の緩和に寄与できる可能性があると考えられる。
シャープは、海外13の第三者機関(合計40機関)で、プラズマクラスターの技術検証を重ねてきた。今後も様々な検証を重ね、グローバル社会に貢献していく。
※① ヒト気道上皮細胞に作用し粘液の産生に関わるたんぱく質指標を変化させ、喘息症状緩和の可能性を示唆したイオン放出式の空気浄化技術において。(2022年10月13日現在、シャープ調べ)
※② 呼吸器の気道の内面を覆う細胞。対外とのバリアとして機能する。線毛細胞、粘液細胞等複数から構成される。
https://jp.sharp/plasmacluster-tech/
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