脊椎圧迫骨折は、背骨が押し潰されるように折れる骨折の一種で、主な原因は「骨粗しょう症」である。骨がもろくなると、物を持ち上げるなどの軽い動作でも骨折することがある。特に高齢者が急に腰痛を訴えた場合は注意が必要だ。
寝返りや起き上がる際に痛みを感じるものの、安静時には軽減することが多い。このような場合も放置せず注意が必要である。悪化すると日常生活に支障をきたし、最終的に「寝たきり」になるリスクがある。
治療には、コルセットや薬を用いる「保存療法」のほか、「BKP治療」がある。BKP治療は、傷口が小さく30分程度で完了する低侵襲の治療法で、早期の痛み軽減や生活の質向上を目的とした保険適用の治療である。
痛みを放置して骨が大きく変形したり、脚の痛みやしびれが出た場合は、金属のインプラントを埋め込む手術が必要になる場合もあるため、痛みが続く場合は年齢のせいにせず、早期に専門医による検査を受けてほしい。
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